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そして連鎖はつづく。

読みたい本が溜まってきています。ヤマザキマリさんの書かれた本の中で、彼女の母親が「暮しの手帖」を愛読していたとありました。そこで、今日本屋さんで見かけた最新号をちらりと立ち読み。「すてきなあなたに」というコラムが目にとまり(しかもイラストが皆川明さん)、読んでみたら鈴木るみこさんという方の文章がとても良くて。彼女の本はないものかと検索したら、「クウネルの旅 パリのすみっこ」という本にたどり着いた。Amazonではもう中古以外取り扱いがなく、楽天では残り1冊。買うしかないやろ、ということでポチっと衝動買い。こんな感じで次から次へと本が手元にあふれてしまいます。多和田葉子さんも、川上未映子さんからだし。「溶ける街 透ける路」を読み終えて、期待していたほどには彼女の言葉は私の心に滲みわたってこなかったけれど、それでも何か掴まれるものがありました。それは、海外で生活しておられるから、という理由以上の何かはあるんだろうけどうまく言葉に出来ません。ビルケナウのくだりは、かつて訪れたときの強烈な印象を思い起こさせてくれたし、うわぁ、とぞくぞくくるような言い回しもあった。それで別の本にも手を出してしまいました。お手軽すぎるAmazonおそるべし。読めるのはいつになるのかわからないけれど、読むのが楽しみー。
ヤマザキマリさんの本は、日曜美術館でのラファエロの解説とか、アジアで活躍する女性へ取材する番組とか対談番組の再放送をみて、改めて彼女の人柄に強く惹かれたの手に取ってみました。このひとは尋常ではない、と感じて。彼女のいう「遊牧民族型」のひとに私も強く惹かれます。多和田葉子さんも、どちらかというとそっちのタイプだもんなぁ。話はあちこちに飛んでいきますが、ヤマザキマリさんの本を読んでいると、古代ローマへの憧憬が胸の奥でくすぶってきます。塩野七生さんの「ローマ人の物語」を完読したときの感慨がよみがえってくる…古代ローマはなんて偉大なんだろう。…うーん、言葉にすると陳腐に響くけど。この思いは、がんばって胸にしまいこんでおかないと…。でも、「ローマ人の物語」読み返したくなってきたな。塩野さんつながりで、惣領冬実さんのチェーザレの漫画も読みたいぃ!!連鎖は続いてゆきます。
by girlie0915 | 2014-02-21 19:28 | 本・雑誌
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