カテゴリ:本・雑誌( 15 )

ローマ亡き後の地中海世界 塩野七生著

古代ローマによる平和が崩壊したあとの地中海世界の歴史を塩野流に物語ってくれています。港に立つ塔、南イタリアの入り組んだまち、小高い丘にあるまち…すべて北アフリカからの海賊の襲来に備えてだったのか、とすっと腑に落ちました。アマルフィの迷路のような構造に言及している箇所はぞくぞくしてしまった。下巻ではラヴェッロにも言及されていて、訪れたときにはまったく意識していなかったふたつのまちの関係性に頭をかち割られた気分でした。この本を読んだあと、関口知宏さんの番組をみたとき、リグーリア地方、チンクエテッレのコルニーリアのひとが関口さんに何故こんなところに村があるのかを尋ねられていて。「海賊から村を守るためだったんだ」と答えていました。
平和を維持するために必要なことを考えさせられた本。そしてこの本のあとに、「皇帝フリードリッヒ2世の生涯」が始まるのかぁ。
「海の都の物語」はむかし何度も読むのを挫折してしまったけど、地中海の歴史を概観してヴェネツィア共和国の偉大さを実感してから読むべきだったのだな、と気付きました。そしていま読破中、今回は、読めそうです笑。

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by girlie0915 | 2016-07-30 14:29 | 本・雑誌 | Comments(0)

皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上下巻

久しぶりに塩野七生さんを読んでみたくなって。あとは、シチリアの歴史に少し触れる機会があって、フェデリコ2世(=フリードリッヒ2世)について気になったので。

やっぱり塩野節は心地よい!
そして、中世イタリアにはこんな偉大なひとがいたのか、と。知らなかった。わたし、なにも知らなかった。
自分の無知を思い知ったのでした。

そして高校のときの世界史の知識でそのことばを覚えただけであった、叙任権闘争、ギベリン、グエルフィ…。その実情がよくわかったことも大きかったです。中世ヨーロッパについて、ほんとうに何も知らなかったのだな、わたし。しつこいですが。

もっとたくさん知りたい。
そう思いました。

以下、上下巻それぞれを読み終わってすぐに書いた文章です。


↓↓↓さらなる感想↓↓↓
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by girlie0915 | 2016-01-28 18:15 | 本・雑誌 | Comments(0)

ユルスナールの靴

ユルスナールという作家の本の書評を新聞で見かけて、あれ、聞いたことある名前だなと思っていた。そしたら先日、本屋で目に付いたこの本。
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あ、これこれ、この本がわたしの中のユルスナールという語感の記憶の元ネタだった、と思って買ってしまいました。久しぶりの須賀敦子さん。
通勤途中に読んでみました。
なんだか、掴めない、現実感のないかんじ。いくつもの世界が絡まっているようでいて、それらがまとまってひとつの世界でもあるようでいて。最近はドキュメンタリーをよく読むからか、しっくりと来なかった…。でも、これからもだいじにするべき本だと直感でわかった。わたしも、須賀敦子さんと同じくノマッドなのだと思う。だから、いつまでも彼女の紡ぐことばから離れられない。
またいつか、ローマに行けるときが来たら読んでみよう。ついに入ることのなかったサンタンジェロ城に、次こそは、かならず。

ぼやぁっとそんなことを感じながら読み終えたとたん、また新聞で見かけてしまった。今度は「ユルスナールの靴」そのものについて。なんというタイミング、これはもう縁なのだな。そのうち「ハドリアヌス帝の回想」は手に入れていそうです。

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by girlie0915 | 2015-10-16 18:53 | 本・雑誌 | Comments(0)

トルコのもう一つの顔

わたしが産まれたころのトルコは、トルコ語以外を話してしまうと投獄されてしまうような世界だった。

トルコは多民族国家、他言語国家である。しかし、トルコにはトルコ人しかおらず、トルコ語しか話されていないという教育がなされてきた。多くのトルコ人が汎トルコ主義を国家レベルで掲げていたトルコの被害者だ。

そんな堅苦しそうなことが書かれている本だが非常におもしろい。トルコ自体に興味はあんまりないのに!笑

虐げられてきたひとびとがいる。決しておもしろいと思ってはいけないこと。
なのにこの胸の高鳴りはなんだ。
知らない世界を知るというのはこんなに気持ちが良いことなのか。

この作者がすごいのか…。

続編をまとめた本ももちろん購入。
(というかそもそもが昔の「旅行人」を読み返したときにこれの続編を読んで興味を持ったのでした)
また読むのが楽しみ。



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トルコのもう一つの顔
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by girlie0915 | 2015-07-02 18:30 | 本・雑誌 | Comments(0)

やっぱりローマ♡

「イタリア紀行」下巻に突入。
進むの、おっそ!!笑

中巻がなかなか進まなかったんです。
シチリア、行ったことがないからか、もしくはそもそも縁がないのかあまり文章に入り込めなかった。
今はまた、ローマに戻ってきていますゲーテさん。

やっぱりおもしろい〜。
ローマの地図を頭に思い浮かべながら、にまにましながら読んでしまいます。

さっきびっくりしたのは、トラヤヌスの記念柱にのぼったという記載!(33ページ)
のぼれるの!!!と、現代と当時の違いにびっくりしたのでした…。それで書きとめておこうと思った次第。
今も、のぼれるんだろうけどなぁ…。一般人はとうてい無理よね^_^

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by girlie0915 | 2015-01-13 08:20 | 本・雑誌 | Comments(0)

「イタリア紀行」上巻 語録

読み飛ばしてしまう箇所もあったけど(演劇のところとか)、やっぱりわくわくしながら読んでしまった「イタリア紀行」上巻!中巻以降はまた後日だけれど、とりあえず上巻で感銘を受けた言葉たち!
iPhoneにメモしてしまいましたー。著作権切れてるやろし、載せても、ええよね…?

最初のは、確かイタリア全土に関して(違うかも)、あとはローマに関してです。ゲーテのローマ愛が伝わってきます。わかる!わかるよ!!!わたしも、いつだって、心の底からローマを求めています。

↓↓↓
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by girlie0915 | 2014-10-15 17:55 | 本・雑誌 | Comments(0)

イタリア紀行

ゲーテの「イタリア紀行」を今さらながら、亀のような速度で読んでいます。

頭にうまく入ってこない箇所も思いのほか多いけど笑、もう、もう、わたしにはたまらない内容!!

北イタリア。パドヴァやヴィチェンツァ。もちろんヴェネツィアも。ヴェローナにはあまり惹かれなかったわたしは、この本でもスルー笑。

そしてアッシジやスポレート。。。
泣きそうです。
アッシジのミネルヴァ神殿、気にしてなかったな。。。あ、あれやな、というのは思い出したけど。もっとちゃんと見ていれば良かった!
スポレートも。。。あの忘れもしない水道橋についても書かれていた。10個のアーチかー。GoogleEarthで調べたら本当に10個だった!笑
GoogleEarthでしばしの妄想旅をするわたしなのでしたー。

「イタリア紀行」、明日からはローマ編。楽しみっ(*^_^*)

あ、そういえば前回の投稿で「ヨーロッパ空中散歩」、南イタリアは1回だけで尻切れとんぼと書いたけど、6〜10回目が放送されてましたね。6〜9回目がシチリアで、なーんか偏った感じにはなっていたけど(・_・; なんか、もっとありそうなのに、もったいない!個人的には中部イタリアをもっとやって欲しかったなぁ。それこそ、アッシジとか。許可降りなかったのかな?
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by girlie0915 | 2014-10-08 18:26 | 本・雑誌 | Comments(0)

そして連鎖はつづく。

読みたい本が溜まってきています。ヤマザキマリさんの書かれた本の中で、彼女の母親が「暮しの手帖」を愛読していたとありました。そこで、今日本屋さんで見かけた最新号をちらりと立ち読み。「すてきなあなたに」というコラムが目にとまり(しかもイラストが皆川明さん)、読んでみたら鈴木るみこさんという方の文章がとても良くて。彼女の本はないものかと検索したら、「クウネルの旅 パリのすみっこ」という本にたどり着いた。Amazonではもう中古以外取り扱いがなく、楽天では残り1冊。買うしかないやろ、ということでポチっと衝動買い。こんな感じで次から次へと本が手元にあふれてしまいます。多和田葉子さんも、川上未映子さんからだし。「溶ける街 透ける路」を読み終えて、期待していたほどには彼女の言葉は私の心に滲みわたってこなかったけれど、それでも何か掴まれるものがありました。それは、海外で生活しておられるから、という理由以上の何かはあるんだろうけどうまく言葉に出来ません。ビルケナウのくだりは、かつて訪れたときの強烈な印象を思い起こさせてくれたし、うわぁ、とぞくぞくくるような言い回しもあった。それで別の本にも手を出してしまいました。お手軽すぎるAmazonおそるべし。読めるのはいつになるのかわからないけれど、読むのが楽しみー。
ヤマザキマリさんの本は、日曜美術館でのラファエロの解説とか、アジアで活躍する女性へ取材する番組とか対談番組の再放送をみて、改めて彼女の人柄に強く惹かれたの手に取ってみました。このひとは尋常ではない、と感じて。彼女のいう「遊牧民族型」のひとに私も強く惹かれます。多和田葉子さんも、どちらかというとそっちのタイプだもんなぁ。話はあちこちに飛んでいきますが、ヤマザキマリさんの本を読んでいると、古代ローマへの憧憬が胸の奥でくすぶってきます。塩野七生さんの「ローマ人の物語」を完読したときの感慨がよみがえってくる…古代ローマはなんて偉大なんだろう。…うーん、言葉にすると陳腐に響くけど。この思いは、がんばって胸にしまいこんでおかないと…。でも、「ローマ人の物語」読み返したくなってきたな。塩野さんつながりで、惣領冬実さんのチェーザレの漫画も読みたいぃ!!連鎖は続いてゆきます。
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by girlie0915 | 2014-02-21 19:28 | 本・雑誌 | Comments(0)

旅行人

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久しぶりの更新。

旅ゴコロが刺激されることが最近多かったので。
そしてこのブログが話にのぼることが立て続けにあり笑。
見返すと、ほんと色々書いてるし、思い出がつまりまくっています。
大事な場所ですね。

↓↓↓

続きはこちら。
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by girlie0915 | 2012-05-05 17:47 | 本・雑誌 | Comments(2)

テルマエ・ロマエ

ちょっと面白い漫画を見つけたので、アップ☆
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古代ローマ人にはお風呂に入る習慣があったことは割と有名かと思いますが・・。

時はハドリアヌス帝、パクス・ロマーナが確立されていたころのローマ。

浴場職人のルシウスは、仕事に行き詰っていたところ、
現代の日本のお風呂へタイムスリップ!
そこで得た知識・技術を古代ローマへ次々と持ち帰る、というお話。

なんてことはないのですが、風呂に話を限ってここまで突き詰められることがすごい!
そして、テンポよく、面白いです。

こういうコミカルな漫画は普段まったく読みませんが、
古代ローマ、と聞いたら黙っちゃおれないので、読んでみました笑。

昨日?か王様のブランチって番組で紹介されていたみたいですねぇ☆
(テレビを家にずっと置いてないので、関西でやってるかどうかも知らず・・笑。)

3月から連載開始らしいなんですが、どこまで風呂話を続けられるんでしょうか?
楽しみです(はぁと)
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by girlie0915 | 2010-02-21 21:43 | 本・雑誌 | Comments(0)