皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上下巻

久しぶりに塩野七生さんを読んでみたくなって。あとは、シチリアの歴史に少し触れる機会があって、フェデリコ2世(=フリードリッヒ2世)について気になったので。

やっぱり塩野節は心地よい!
そして、中世イタリアにはこんな偉大なひとがいたのか、と。知らなかった。わたし、なにも知らなかった。
自分の無知を思い知ったのでした。

そして高校のときの世界史の知識でそのことばを覚えただけであった、叙任権闘争、ギベリン、グエルフィ…。その実情がよくわかったことも大きかったです。中世ヨーロッパについて、ほんとうに何も知らなかったのだな、わたし。しつこいですが。

もっとたくさん知りたい。
そう思いました。

以下、上下巻それぞれを読み終わってすぐに書いた文章です。




上巻を読み終わって。
フェデリコ2世というのは、本当に賢い男性で、運にも恵まれたひとだったのだな、と。たらればは役に立たないけれど、あと200年あとに産まれていたらどうだったのだろう、とわくわくしてしまう。そしてアッシジの聖フランチェスコが同時代人というのも驚きでした。全体を通して、塩野七生さん、彼のことが好きなんだなぁ、とひしひしと感じました。

下巻を読み終わって。
彼が亡くなってからの章を読み進むにつれ、ヨーロッパは偉大なひとを失ったのだな…と、こころにぽっかり穴が開いたような、そんな気持ちになりました。世界史で得ていた知識がつながっていくのもまたおもしろかった。中世ヨーロッパについてほとんど知識がなかった自分を思い知らされました。大空位時代もこの後のことであったか、と納得。そしてまさかアラゴン家がシチリアに乗り出してきたというのにそんな背景があったなんて!胸が熱くなってくるのが抑えられない、そんな読後感です。

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by girlie0915 | 2016-01-28 18:15 | 本・雑誌 | Comments(0)
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