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「メディチ家の盛衰」

読み終わったぁぁ!

今まで、メディチ家についてはごく一部のことしか知りませんでした。
パッツィ家の陰謀とかも、その背景などはまったく理解していなかったし、
コジモ、ロレンツォ、ジュリアーノetc・・もまさに名前だけ知ってる!って
感じでした(;^^A 
ま、一族の中に同じ名前の人が多いのも混乱する原因だったわけですが・・



この本で、メディチ家を通してフィレンツェのことをさらにもっと知れたと思います。
メディチ家の歴史とその時代のフィレンツェの歴史、はほぼイコールな気がします。
この本を読めば、今のフィレンツェがあるのはまさにメディチ家のおかげなんだな、と
実感できるでしょう。
何回かメディチ家に反旗を翻したフィレンツェ市民。
でも、「(メディチ家最後の人間である)アンナ・マリアの死に全市はあげて涙にくれた」という記述からは、
フィレンツェ市民はやはりフィレンツェはメディチ家あってこそ、と思っていたのかな、と
考えてしまいます。
それにしても、アンナ・マリアの、
「メディチ家の財産は、ひとつとして、フィレンツェから移してはならない」
という、遺言がなかったら、今頃メディチ家のコレクションはどうなっていたんだろ?
そういう意味で彼女は偉大だと思います☆
そういえば、この前の旅行中、彼女の特別展をピッティ宮の銀器美術館でやっていました。
そのとき彼女のことはまったく知らなかったので、まさに流し見!
惜しいことをしました・・
もちろん、この本を読んで、強い印象を受けるのは、ロレンツォ・イル・マニーフィコだったり、
老コジモだったりです。2人の才能、があれほどのメディチ家の繁栄をもたらしたんですね~!
ようやくコジモ1世やウルビーノ公ロレンツォとの区別もついたことだし笑
サヴォナローラは、メディチ家の人間ではもちろんないですが、ものすごーく、強烈!!でした。
宗教の力って、すごい・・
レオ10世も・・そういや高校の世界史の先生がメディチ家出身って言っていたっけ・・
彼は免罪符を発行したんじゃなかったかな??(^^;
サッコ・ディ・ローマ(ローマ掠奪)は、「ルネッサンスの女たち」でも出てきたけど、
もうほんとに、泣きそうです・・ひどすぎる・・
残っていたらどれほど価値のある美術品、建築物が破壊されたんだろう・・
ほんとに、ひどい泣。
もちろん、被害にあったのは物だけじゃなくて・・
その日一日で8千人の人が殺された、ってあります・・
フィレンツェのアルノ川にかかる橋も、第二次世界大戦で破壊されたみたい。
戦争は、いやなもの・・
それにしても、中心部は、わざと狙わなかったのかな?日本で奈良や京都が安全だったように。
どちらにしても、不幸中の幸いでした。
カトリーヌ・ド・メディシス(イタリア名:カテリーナ・デ・メディチ)が出てきたときは、
おおっ!って感じでした。
高校のE先生、やたらこの人のこと、強調してはったなぁ、と・・笑 
フランス王の摂政してたんだよね、確か・・

・・と、色々書いてたら果てしなくなりそう・・
とにかく今、フィレンツェに行きたい。 
さぁ、あたしの病気が始まったぁ・・汗

やっぱりこれは、旅行前に読むべきだったかな?
サン・ロレンツォ教会は、読んでいたら絶対行っていただろうな(><)
でもでも、フィレンツェ内の建築物間の位置関係や距離などは行ってみないと
実感できないかな、とも思いますが・・
つまり、2回読め!ってことなんかな・・(^^;

ちなみに、「ルネッサンスの女たち」はいまだルクレツィア・ボルジアで止まったままです・・orz
だって、「メディチ家の盛衰」と時代もかぶってるからごっちゃになりそうで泣
早く、読み終わりたいけど、マクロ解剖の追試の勉強 が・・;;
そろそろ、本格的に勉強始めなければ・・
どうしてあたしはやり始めるのが遅いんだろ汗

う~ん、いつ読み終われることやら・・
by girlie0915 | 2005-06-19 08:24 | 本・雑誌
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